地盤改良工事は、基本的に建物の形状とその下の地盤調査の結果より判断して、工法及び規模を決定するものです。ですから、どんな地盤でも万能という工法はないはずです。ただ弱そうだからといって、1m位セメント系固化剤混ぜて転圧するというのでは、時には逆効果となり危険を呼ぶことにもなります。
例えば、新設擁壁の埋め戻し部分のみが4m位軟弱な場合、表層のみの改良は意味が無いとまではいいませんが、地盤沈下の原因となります。又、支持地盤が表層から20M位まで無い時、鋼管杭の施工は危険です。だいたい径の100倍までが、座屈の限界とされますから、本来は200φ以上の鋼管となるのですが、あって137φ止まりで、普通は117φでしょう。柱状改良工事でも短杭に対する注意が必要で、基本的に摩擦杭ですので、杭周囲の面積が重要です。
これが長さ2m以下となりますと、摩擦力が期待できず、支持杭での計算となりますので、当然1本当たりの支持力が小さくなるので、本数は増やさねばなりません。
又、固化剤の配合も重要で、300kg/㎥で良いのか悪いのか計算しなければいけません。実際、改良工事は計算式より数値が決定されるのですから、表層改良工事で、セメント系固化剤を120kg/㎥配合するのか100kg/㎥以下の配合とするかで、違う結果となるのが適当かどうかは判断されているわけです。そして、これら改良体を支えることができる地盤かどうかを地盤調査より確認しているわけです。
だから、地盤調査と改良工事は密接な信頼関係を持つこととなり、その結果として美装地盤保証を安心して行うことができるようになるわけです。