[地盤情報]  第10回(2004年12月掲載)

表層改良工事と地盤調査データ!

美装にて、改良工事を実施するケースも増えて参りました。改良工事の種類の中で、表層改良工事は、表層1mから1.5m位までの地盤を掘り返し、セメント系固化剤と攪拌させ、転圧を行う工法です。この工法が唯一、掘削地盤を目視することが可能となります。

藤沢大鋸の現場では、表層80cmから1mが軟弱となり、それ以深は充分な支持力となっているという調査結果でした。実際、掘削してみると上層は黒色系の粘性土ですが、1m前後から赤褐色の関東ローム層となりました。肉眼でこのようにはっきりと区別できるとうれしくなります。

厚木の現場では、1.3mの改良でした。ここも1.3mから土質が変化し、青色系の粘性土となりました。しかし、どこでもこのようにはっきりと区別できるわけではありません。特に砂質の地盤ではむずかしいです。茅ヶ崎市の現場で、1mの改良で地盤を確認しても区別はつきません。

藤沢市亀井野の現場で、やはり1mの改良だったのですが、表層からローム系粘性土で、掘削地盤も同系色の粘性土です。しかし、掘削断面を見ると、上層部はぼろぼろと自立できない感じですが、下部は掘削の後を見てもしっかりしています。綾瀬の現場では、めずらしいことに遺跡埋蔵の可能性の有る地域ということで、市役所の方が、深さ1.2mで2m四方を手で掘削されました。きれいな断面を見ながら、地層の講義をして頂けました。上層1m位は縄文時代の土だということで、指示されたようによーく見るとキラキラと光るものが混ざった土でした。そんな昔からの土なのに支持力とは関係ないのかと思いました。その下の層も色は似ていましたが、よくみると上層部とは違っているのがわかりました。土の中は目で見れないので、機会有るごとに確認していきたいと思っています。

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