当社の表面波探査地盤調査のみが、セメント系の固化剤を使用した表層改良工事実施後の支持力を確認することができる地盤調査方法であるということは、何回となく説明させて頂きました。建築基準法上では、改良工事後の支持力確認が義務付けられていますが、実際のところ、セメント系固化剤の強度発生に1週間位を標準としていることからも、工程的に難しい場合が多いようです。当社の改良工事においても、中5日開けてもらえれば、確認調査は無料にて実施できるのですが、やはり、工程の短縮が優先されてしまいます。
もちろん当社の場合、きちんとした地盤保証が改良工事にセットされているので安心なので尚のこと工程短縮が優先されてしまうのかもしれません。現在、改良後調査は民間の地盤保証会社で実施しております。当社では、月間4〜5件は実績がありますが、その結果には、はっきりとした差がでています。差の原因としては、セメントの量と攪拌する技術にあると思います。まずセメント量が基本的に不足している場合、表層の支持力がバラツキを起こすだけで、支持力が上がりません。セメント量は土の性質によっても増加させる必要があり、この状態では何度工事をしても必要な支持力が得られません。同じ現場に何度も再調査に出向くことになります。又、攪拌の技術不良は、測点によって支持力が非常に異なった数値として現れます。ものすごい支持力がでている場所と、前よりも支持力が落ちている場所がでたりします。きちんと改良工事が行われている場合、改良深度までがみごとに大きな支持力となっています。表面波探査の場合、グラフに表示されるのでビジュアルにわかってしまうのです。もちろん、再調査をするまでもなく、実際に1m2あたりどれだけのセメントを使用したかの確認をするのと、工事のようすを確認するだけでも危ないなというのはわかります。改良工事を行ったという安心感だけで、支持力が期待通りでないとなると、これは恐ろしいことだと思います。