地盤は、人手の加わった人工の地盤と、自然の地盤とに大きく分けられます。人工の地盤をさらに分けてみます。既存の建物の解体で表層が荒れている地盤。たいがいは、表層での地盤補強となりますが、既存建物が大きなビルですと基礎が大きく2m位荒れている場合もあります。又、地下構造物があったとしたら、もっと深いダメージとなります。
次は、斜面の造成にともなう切土・盛土です。擁壁の埋め戻しの仕方によっては補強方法がずいぶんと変わります。最も不同沈下事故の危険性が指摘されるケースです。そして最後が埋め立て地盤です。これは海岸線の埋め立てだけでなく、谷を埋め立て平地としている場合もそうで、特に、この場合は現状の敷地からでは想像しきれないことも常です。
このような埋立地で、表層から1〜2m位まで、30〜50KN/m2位のしっかりとした支持力となりその下6〜7m位まで20KN/m2を切る地盤があります。この地盤をどう判断するかは非常に難しいです。基準法からは20KN/m2以下の支持力はベタ基礎不可とされています。
スウェーデン式サウンディング調査をすると、2m以下自沈層がずっと続くことになり、鋼管杭の支持層が20mとか25mとかになってしまうケースとなります。
しかし、その地域の建物が40年以上前に建築されたもので、これといった地盤沈下事故もなく、建替えとなった途端、地盤補強工事に高額な金額を提示され戸惑ってしまうということになるわけです。街並みも古くなりますと地盤が極端に悪い地域では、塀や道路、道路の側溝、電信柱などにそれなりの特徴がでてきます。
しかし、そのような特徴もまったくない地域では地盤に対してどのように判断すればよいのでしょうか?地盤にかかる荷重は、深部に至るとその力を分散していきます。これは、上部の荷重の大きさにも関係してきますが、表層部分と4m下の地盤では受ける荷重が変わってきます。
ここのところを考慮して、実際に沈下しない対策を低価格で考えていきたいと思います。