日経ホームビルダー4月号の特集「地盤調査に不服あり」は、現状を的確に判断した内容であると思い、是非一読をお勧めします。内容の中には、私どもとして異論のある部分はあるものの、基本的には、この住展望にて説明させて頂いたことと近い内容も多いと思いました。まず、地盤沈下事故が補強工事後に起きていること、それも柱状改良工事が多いとの指摘です。
具体例としてあがっているケースに非常に良く似たケースを以前住展望にてご紹介しております。その原因として、摩擦杭といっても先端の支持力の検討の無視があげられています。又、SS調査においての問題点として、自沈層の判断がいい加減であるとの指摘も納得できます。
私どもは、表層での自沈の判断と深部での自沈の判断とを区別して判断しており、表層に関しては、低回転数が続く場合には、ガラ等の摩擦の可能性も確認し判断しております。
表面波探査の紹介も大きく取り上げられております。読者調査の結果として表面波探査の利用者が14.3%となっていますが、調査会社の数から考慮すると利用者の増加を感じます。それだけに、これからは、表面波探査の品質がクローズアップされてくるでしょう。
驚いたのは、不同沈下した経験有りの比率が1割ということでした。そして、その4割が何らかの補強を実施したということがショッキングでした。実際に事故例を地盤調査の結果、改良工事の方法を含めて発表してもらえると、対策を検討できますので、今後に期待したいと思います。
これから、この住展望にても記事の一部をクローズアップして、美装での研究結果を添付していきたいと考えております。