[地盤情報]  第52回(2008年6月掲載)

最近のSS調査について

他社のSS調査のデータについての見解を求められたり、工事の見積りを依頼されることが多くなっております。美装でも、状況に応じてSS調査を行っておりますし、鋼管杭の支持層の確認には必ず実施しています。そんな中で、最近のSS調査のデータで首を傾げるケースが増えています。
例えば、宅地の中でデータのバラツキがあまりに大きな時で、3ポイントは4mで残り1ポイントが7mで止まりの場合、敷地的に地層が入り組んでいる場所でしたら有り得ると思いますが、敷地状況で地層傾斜が考えられにくい場合など不信です。
実際に、私どもで確認の機械式SS調査を行うと、全ての測点が7m前後という結果がでてびっくりです。鋼管杭を当社で施工したら大赤字となってしまいます。手動式SS調査との差があるにしても、実際に鋼管杭は止まりません。又、SS調査を止まりまで行わず、かつ10mまでの調査となっていないケースもあり、本当に要注意です。恐らく調査会社は、最初から柱状改良工事を念頭に調査しているのでしょう。
しかし、工務店様は10mまでの調査を基本的に依頼されているはずで、硬くてこれ以上は調査が不可能という理由がない10m未満の調査は手抜きではないでしょうか?それに柱状改良工事の支持層の判断も平気なのかなと思えるデータも多々あります。
回転数がでてきたとしてもその層の厚みは充分なのか、その下に自沈層があったら、中間層として対応できる地層なのか、など確認が必要なはずです。柱状改良工事も施工機に管理装置があり先端の支持力が確認できれば安心ですが、決められた長さで止めるのでは地盤補強となっていない可能性があります。
 

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