[地盤情報]  第57回(2008年11月掲載)

木造3階建ての地盤判定について

地盤調査の結果として基礎判定を提出することが多くなっています。本来、地盤調査会社は、地盤調査を実施し、その地盤データを提出し、工務店様・設計事務所様の地盤考察の計算資料として頂くことになります。地盤データをもとに構造計算を実施し、基礎仕様を決定することになります。しかし、木造2階建の場合は、簡易な判断として支持力において20KN/㎡以上にてベタ基礎仕様を、告示で表示しています。加えて不同沈下の検討も表示されていますが、実際には、支持力表示にて判断が決定されていると思われます。
ただ、事故を起すのは嫌ですから、不同沈下事故の可能性となる現場における各種の情報の判断や、土地条件図などデータベースの閲覧など多角的に判断をすることになります。建築としては、この4号特例建築は例外として考えられるわけですが、木造住宅が中心の業界としては、4号特例建築が中心となります。そこに、木造3階建て建築が入ることで、どう判断するかの問題が発生しました。
木造3階建てには、告示の簡易な基準がありません。何となく30KN/㎡以上あればいいとかなっていましたが、実荷重を考えると過大評価であるとの判断もありました。瑕疵保証の検査会社の判断基準としては、地盤調査会社の基礎判定を優先するということで、考え方が逆転している気がします。
美装としては独自判断がありますが、構造計算はできませんので、地盤報告書には基礎判定を載せるのを遠慮しておりました。しかし、履行法の施行に伴い、工務店様に対して対応が難しくなってきました。
そこで、美装の判断として木造3階建てに対処し、その判断内でしたら、基礎考察を報告書に載せることに致しました。履行法施行に伴い、工務店様に対して不備のないよう検討改良していきますのでよろしくお願いします。
 

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