[地盤情報]  第58回(2008年12月掲載)

地盤沈下事故の傾向とSS調査の問題点

先日受講しました技術講習会の内容を紹介します。講師は、(財)日本住宅保証検査機構の大和氏です。
まず、地盤事故についてですが、良好地盤と問題地盤を分ける場合に、地質年代で古い洪積層を良好に、新しい沖積層を軟弱地盤と一般的に判断します。地盤調査の結果も基本的には同じ結果となる場合が多いわけです。ところが、地盤事故の統計からは、洪積層と判断される台地での事故比率が70%となっています!これは圧倒的な比率で、常識の逆です。この種明かしですが、台地での事故は造成現場での発生です。切土・盛土が擁壁に絡んで出てきますと危険が増大するわけです。恐らく低地での地盤沈下はあると推測されますが、不同沈下となっていない為に瑕疵と判断されないのかもしれません。
次に、SS調査の問題点の指摘として、表層の硬い現場の注意を促しています。表層の硬さから摩擦が生じ、深部において本来以上の数値を出す危険を指摘されました。表層を撤去しての再調査によるとまったく違う低い数値となる結果を紹介して頂きました。データを見る見方の1つとして重要だと思いました。
 

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