[地盤情報]  第66回(2009年8月掲載)

SS調査自沈層内での地盤補強工法について

現在、当社の表面波探査の機械は5台あります。日々、調査を実施し、7月には、月間最高の200件/月を越える調査のご依頼を頂きました。調査技術の向上に努力し、工務店様からの信頼を失うことのないようがんばっていきます。
 自社の調査データの解析とは別に、工務店様から、他社のSS調査の資料を頂き判断を求められる仕事も非常に多くなっています。どうしてもSS調査からは、鋼管杭や柱状杭の判断となるケースが多く、中には、表面波探査ならば改良対象にならないのではないかと判断する場合もあります。しかし、逆にどうしたものかと悩んでしまうデータも少なくありません。10m近くまでいわゆる自沈層となっている場合、杭は使えません。以前は、柱状改良工事を万能薬のように使っていた方もいたようですが、今は無理です。そこで、工法として、支持層を10m以深まで探しての鋼管杭が考えられますが、支持層が20mなどとなると、普通の杭では無理ですし、調査もボーリング調査が必要となります。費用がとても高いものになります。支持層という考え方でなく、摩擦を考慮した評定の工法もあります。RES−P工法やタイガーパイル工法などです。表層で浮き基礎とする工法もあります。コロンブス工法などです。木造住宅は軽いので摩擦や浮き基礎も検討範囲にはいるのでしょう。当社では、表層改良実施後ジオクロスを敷くことで浮き基礎とする工法を採用していますが、判定が表面波からしかできず、SS調査からでは採用ができません。いずれにしても費用はそれなりの費用となります。これからの課題であることは間違いないでしょう。


 

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