[設備と建材のトレンド情報] 第2回(2006年5月掲載)

ガスか電気か?どちらを選ぶ?「加熱調理器」

直火が出ないため、安全に調理できる

■キッチンになくてはならない設備が加熱調理器です。その代表格がコンロ。以前はコンロといえばガスコンロでしたが、IHクッキングヒーターの登場で、熱源をガスにするか電気にするかへの関心が高まっています。IHはInduction Heatingの略で、誘導加熱によって鍋自体を発熱させる調理器。熱効率が90%と高く、200Vのハイパワーでスピード調理が可能。直火が出ないこと、鍋をはずすと自動的に電源がオフになるなど安全性も配慮されています。特殊ガラスでできたプレートの、掃除のしやすさも人気の秘密です。短所としては、ステンレスや鉄など底の平らな鍋しか使えない点が上げられますが、アルミや銅などその他の金属鍋が使えるオールメタルタイプの商品が発売されました。ただ、底が丸い鍋は接点が小さくなるため安全機能が正しく働かなかったり、熱効率が弱くなることも。専用鍋が売られていますが、鍋底が厚いため重いものも多いようです。

直火が出ないため、安全に調理できる

■一方、従来のガスコンロにも捨てがたい魅力があります。必要な火力を速やかに得られ、鍋全体を加熱するので熱がポイントの炒め物もおいしく調理できます。消し忘れタイマーなど様々な安全機能がついた機種も増え、掃除しやすいガラストップのプレートなど、使いやすさも格段に向上しています。ライフスタイルや家族構成、調理内容、作業のしやすさ、安全性なども含めて、我が家に最適なものを選ぶとよいでしょう。

香川喜久江プロフィール

[かがわ・きくえ] 住宅ライター
住宅展示場の企画運営を経て、ライターに。幅広いテーマで全国各地を飛び回る。

 

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