●椅子選びのヒント
春の訪れとともに、入学・転勤・引越しのシーズンがやってまいりました。それは家庭に新しい机や椅子がやってくる季節でもありますね。今回は、椅子についてのお話です。
お気に入りの一脚を選ぶとしたら、美しいデザインや色・材質など見た目のイメージももちろん大切ですが、もうひとつ忘れてはならないのが“座りやすさ”ですよね。座りやすいかどうかは、漠然と感覚的に決めることが多いかもしれませんが、人間の骨格を理解すれば、自分に合った椅子かどうか判断しやすくなります。
1. 人間の骨格人類ははじめ、背骨が“アーチ状”で4つ足歩行でした。やがて2足歩行になると、重い頭や内臓などを支えてバランスをとるために、背骨は“S字型”に発達をとげました。
つまり、立っているとき背骨は真っ直ぐではなく、ゆるやかなS字の形状をしています。
2.座ったときの骨格のかたちそれでは座ったときは、S字型
の背骨にはどんな変化が起きる
でしょうか。
3. 背もたれの位置と形近ごろの事務用の椅子は、人間工学に基づき背骨をS字型に保てるようなものも多いですが、ダイニングチェアはまだまだ・・が現状です。
下の(b)図ですと、骨盤も仙骨も後ろに傾いて背骨がアーチ型になってしまいます。体型に合わせたS字型の背もたれが理想ですが、(a)図のように、おしりの後ろがオープンになっていればS字型が保ちやすいと言えます。
腰椎と腰椎の間にはクッションの役目をする椎間板があります。
