[インテリアからこんにちは] 第13回(2008年1月掲載)

銅のある暮らし

 

新しい年を迎え、人にも地球にも優しい一年にしたいですね。今回は人と地球に役立つ“銅”についての話です。

●銅の特徴

●すぐれた抗菌力
抗菌テストの結果です。

・O−157
・黄色ブドウ球菌
右側は銅板を取り除いたところで、直下には
菌がいない
病室の床での実験で、左の銅板と中央の横銅板は、右側の普通の床に比べ優れた抗菌効果があることがわかります

また、花瓶の水の中に10円銅貨などを入れておくと、水が腐りにくく花が長持ちします。

●熱伝導性と保温性

近ごろ昔ながらの湯たんぽが見直されてきていますが、銅の湯たんぽは10時間たってもまだまだ暖かで、また電気を使わないため体が乾燥することもなく快適です。

●大事な栄養素

銅は人間の体内にも含まれ、血液を作ったり脳の働きを助けたりなどの大切な役目をしており、厚生労働省より「栄養機能食品」成分としても認定されています。

食品では牡蠣、レバー、豆腐、木の実などに多く含まれます。


●銅の緑青は?

緑青は有毒なものというイメージがあるかもしれませんが、1984年に厚生省(現厚生労働省)より「有毒という説は誤りである」との発表が出され、テレビニュースや新聞各社でも取り上げられました。


●リサイクル性

銅はリサイクルできる地球にやさしい金属です。

○暮らしの中の銅

アイは目、コリドールは通り道のこと。視線の通り道を“アイコリドール”といいます。

私たちの目は、部屋の中の同じ色から同じ色など関係があるものへ視線が無意識のうちに動くことで、心が安定する習性を持っているといわれています。

アイコリドールは手軽にお部屋の変身に役立つ手法です。

○ドアノブ
○洗面化粧台
コーティングをしない素のままの青銅(ブロンズ)や
黄銅(真鍮)は、ステンレスと比べて格段の抗菌力が
あります
銅の洗面器と真鍮の取手


○給水給湯に銅を使う
欧米 給湯・給水とも約85%が銅管
日本 給湯60%・給水2%が銅管
日本ももっと銅を使うようになるといいですね
銅の配管が並ぶシカゴのリフォーム現場


○ベッドまわりの提案
○銅の繊維を使った抗菌グッズ
昨秋、東京国際家具見本市(東京ビッグサイト)
での銅の展示ブースです。
ベッドの天蓋ポールは真鍮製で、ベットカバー・
シーツ・カーテンなどの生地には木綿に銅の繊維
を織り込み、抗菌性を高めています
左上から時計回りにフキン、ソックス、
不織布、ソックス、マスク


皆さんもいろいろなアイデアで、暮らしに銅を取り入れてみませんか。

(写真及び資料は「社団法人日本銅センター」より引用)

小玉 靖子プロフィール

[こだま・やすこ] インテリアコーディネーター。小玉靖子スペーススタジオ代表。日本フリーランスインテリアコーディネーター協会相談役。インテリアプランナー・キッチンスペシャリスト・二級建築士の資格も取得。著書に「インテリアコーディネーション」「インテリアアクセサリー」など。

 

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