夏が終わると、ゆったりと音楽を聞いたり読書をしたり、美味しい秋の味覚を味わったりと、室内での楽しみの時間がぐんと増えてまいります。
今回は、その日に備えて「椅子をなおす」「椅子をつくる」お話です。
リフォームを手がけた住宅で、壊れて使えなくなっていた椅子がありました。日曜大工で接着修理したけれど再び壊れてしまったというものです。
機械生産ではなく、昔の作り方で製作した手づくりのダイニングチェア。良心的な職人さんが見つかり、専門家になおしてもらう事にいたしました。。
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BEFOR
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AFTER
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・日曜大工で付いた盛り上がった接着剤を取るのに苦労しました。接着剤は木に染み込ませるのが大事。表面はあくまでもフラットな状態でなければ接着できません。
左の写真はドレープと透けカーテンの組み合わせで、透けカーテンを部屋側に掛けたので、見た目の涼しさに加え、2枚の布の重なりでまた違った色や模様の動きを楽しめます。
・今回の場合は接着してから一旦ボルトでとめて固定し、それからボルトを抜いて穴に埋め木をしました。
・そのあと塗装で、埋め木が見えないように仕上げます。塗装はとても重要な最後の決め手です。
8月に東京新宿のリビングデザインセンターOZONEで、デザイナー井上昇氏主催の「第10回椅子塾展」が開かれ、300点の塾生作品がみごとに勢ぞろいしました。
その中で、インテリアコーディネーターの渡辺真樹子さんの椅子をご紹介いたします。
ご自身が腰を痛め、「椅子の大切さを痛感してデザインした」とうかがいました。
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・第一印象
愛らしい形に心がなごみます。
・座ってみると
背もたれが背骨のS字部分にやさしく、指圧をしてくれているようなここちよさがあります。(背骨のS字については第3回をご覧ください)
「形のおもしろさを狙ったの?」とよく聞かれますが、さまざまな椅子に座って、自分の体が楽だったり気持ちよかったり、そんな身体感覚をたよりにイメージを膨らませ、模型を作り、線を何度も引いたら、こんな形がでてきました。
ヨーロッパのベットルームには、たいていこうしたくつろぎの椅子が置いてあります。日本の居住空間でも、この60cm巾の小ぶりサイズなら置けるはず。
ふつうの日常こそ愉快に楽しくと思ってデザインしました。
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インテリアの3大要素は家具、カーテン、照明といわれていますが、家具のなかでも椅子は人間の身体にとって一番身近な存在です。その上、家族と同じように愛せるものであってほしいですね。
身近すぎて忘れそうな椅子を、もう一度みなおしてみてください。