[インテリアからこんにちは] 第26回(2009年02月掲載)

キッチンリフォーム

 

築25年のマンションに新しく入居される、夫婦と小学生の3人家族のキッチンリフォームのはなしです。

時代とともにキッチンもかなり進化しました。

(1)元のキッチン
リフォーム前

ステンレスの調理台、流し台、ガス台の各ユニットが並んで置かれています。

吊り戸棚にはガラスの食器入れが付いて、当時としては新しいスタイルでした。


(2)壁面を作る
既存のユニットなどを全て撤去
壁をベニヤ板で補強

既存タイル壁を、掃除の楽なキッチンパネルに変更。

吊戸棚を取り付ける壁面は、ベニヤ板で補強します。

(3)キッチンキャビネット
キッチンパネルを貼り、キャビネットを設置


キャビネットは、油や調味料などの汚れも落としやすく、強度もすぐれたメラミン仕上げとしました。

キッチンショールームでは、楽な姿勢で出し入れできる引出し式が人気です。シンク下も、排水の位置を壁側に寄せる工夫で引出し式にできるようになり、収納量や使い勝手もアップしています。

今回のキッチンではマンションの構造上、排水の位置が動かせないので、シンクの下は開き扉です。

(4)カウンタートップ
新しいキッチン

お料理大好き一家のカウンタートップは、汚れに強くお手入れが簡単なステンレス製に決まりました。


(5)加熱機器

ガスの場合、夏場が暑いということで、電気をご希望。

深夜電力の電気温水器用に200ボルト電圧が配線済みでしたので、ガスからIHヒーターへの変更は可能でした。

ガスとIHのそれぞれのメリット・デメリットを比較して、生活スタイルに合った機器を選びましょう。

(6)食器洗機

巾60cmの輸入品しかない時代に始まり、現在では巾45cmの日本の食生活に合わせた国産品が普及して、とても身近な存在になりました。

今回も奥様の希望で45cmタイプをシンクの左側におさめました。

(7)換気扇

現在主流の換気扇は、換気口の径が大きく性能が良くなったうえ、メンテナンスがほとんど不要なレンジフードも出ています。

このマンションの換気口は小さい径でしたが、集合住宅の場合換気口を広げることは難しいので、新しいタイプの換気扇は取り付けられませんでした。

(8)カウンター付き食器棚
カウンター付き食器棚

対面のスペースに、造り付けの食器棚を設置しました。

カウンターの配膳スペースは人工大理石、カウンター下は食器などが出し入れしやすい引出し式です。

引出しは、奥まで引き出せるタイプのスライドレールを使用し、引出しが静かにゆっくり閉まるブルモーション機能付き。

家具に使う金物は、品質や機能の違いで使いやすさが大きく変わります。


家族の健康を守り、親子友人のコミニケーションの場として気持ちよく過ごせるキッチンの誕生です。



インテリアもリフォームもあなたのくらしの幸せをかなえてくれる「まほうの杖」です。時代に合わせて改良され変化しているこの「まほうの杖」であなたのくらしの夢をぜひ実現なさって下さい。

長い間ご愛読ありがとうございました。

小玉 靖子プロフィール

[こだま・やすこ] インテリアコーディネーター。小玉靖子スペーススタジオ代表。日本フリーランスインテリアコーディネーター協会相談役。インテリアプランナー・キッチンスペシャリスト・二級建築士の資格も取得。著書に「インテリアコーディネーション」「インテリアアクセサリー」など。

 

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