[プライバシーとリフォーム] 第15回(2008年10月掲載)

緑のカーテンでエコ&プライバシー

●CO2削減の時代

CO2削減、CO2削減と暮らしの中でも努力をしなければいけない時代です。すばり、「CO2オフ住宅」(積水ハウス)という住宅も発売されており、住宅の世界もCO2削減にまっしぐら。高気密高断熱の仕様にしたり、省エネ設備を取り入れて、太陽光発電システムも搭載するといった感じで、住宅でCO2を排出量を削減しようというものです。

機械を導入して、本当にCO2削減になるのかしらと、ふと、思ってしまいますが、いま、こうした動きが主流です。

●ゴーヤーも緑のカーテン

町を歩いていたら、バルコニーに蔦、緑いっぱいのマンションがありました。リブランという会社のマンションで、樹木や植物など自然の力を借りて、直射日光を遮り、室内の温度が上昇するのを防いでいました。

へちま、朝顔、ゴーヤー、きゅうりなどで、バルコニーを覆う。これを緑のカーテンと呼んでいます。全体を緑のカーテンで覆うと、洗濯物が干せないので一部を日除け用のシェードを使っています。シェードというのは日除けの布で、遮光・通風もできるエクステリア商品です。

緑のカーテンもシェードも、日除けが可能にする省エネ対策であるとともに、目隠しができるプライバシーの道具でもあります。緑のカーテンのあるバルコニーでお茶を一杯、でも、向こうからはみえません。緑の隙間から外を眺めるのもまたいいじゃありませんか。

●目隠ししながらエコ追求

こうしたCO2削減というか省エネ方法は、昔からある方法です。それこそ、吉田兼好の「徒然草」の世界です。温故知新で、昔の知恵を振り返ってみると、すだれ、葦簾(よしず)、庭に木を植える、といったこともエコ&プライバシーの方法です。

CO2削減はなにも機械に頼るだけが方法ではないのです。温故知新のエコ&プライバシーの方法も見直したいものです。

岡田 憲治プロフィール

[おかだ・けんじ] 住宅ジャーナリスト・NPO法人埼玉住まいの情報ネットワーク代表。
辛口『野次馬住宅時評』を発行。著書に『住宅のお値段・原価の秘密』『住宅業者の良し悪しがピタリわかる本』『住まいたちの半世紀』など。近著『昭和の住まい学』。
野次馬住宅net http://www.tcat.ne.jp/~yajiuma

 

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