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No. 94 L121
ミニチュア椅子を作ろうとする時、いつももち上がってくる感覚として、ただの木遊びとして終わっていいか、或いは原寸椅子製作構造・加工に準じた正当性を取り込んでいくか。もちろん、後者であるべきなのだが、何せ1/5内外のミニチュアのため、超精密機械でもあれば細部にわたって原寸椅子構造が再現できるのだが、それが叶わない場合に、ある程度の誤魔化し(?)加工が入り込む事がある。
機械加工に頼らずに手作りをモットーとしている者にとっては、このあたりが最も難所だ。手作業の精密加工は、「時間」と「工具」の共同作業となるし、従って付加価値が上がるのだが、その筋の作品競争の場におどりでるものでもあるまいし、結局マイペースのパターンに落ちついてしまう。であるから、これ以上向上しないのだろう。
精密加工工具なんかも、自身の製作の癖みたいなものにみあった、自分流のものを作れれば一番良いのだが、これも結構難しい今後の宿題でもある。
写真のL121の素材はマコレ(輸入材)だが、粘りに欠け脆さもあるが、クリアーオイルで仕上げると、深みのある鈍い艶に仕上がってくれる。好きな素材の1つだが、どこにでもあるものではない。
・縮 尺:およそ1/5
・素 材:マコレ
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