まとめ
事例1から事例3までの学習塾から法人・個人タクシーは、その業界の主要な団体が利用者に有用な情報をランキング化し、高品位のサービスを提供しようとしているのです。
情報が分かりやすく説明され、適正な広告宣伝・勧誘方法が行われ、客観性および透明性を確保するために腐心しています。
事例4の「かながわ第三者評価」は、国の指導を受けて都道府県が独自に推進機構を設立して、サービス評価を実施している事業の一環です。しかし弱点は、事業者の意向によって依頼を断れるし、同意がなければ公表されないわけであり、必ずしも福祉施設の全体をカバーできないため、利用者が求める情報が不十分という制度上の難点があります。
事例5の「オリコンランキング」は、本業で得意とする調査能力を生かし、各サービスの利用者を対象としたアンケートに基づいてランキングしています。Webサイトに掲載されたランキングは、「必ずしも実際のサービスを保証するものではなく、利用者の主観的な評価に基づいたものです」と断っています。利用者の評判のランキングにとどまっており、技術力や企業の継続性の判断についての専門的な判断は望むべくもない。
いずれの業種も、「サービス」という目に見えないものを提供するため、また高度の技術を判断するには素人のユーザーでは不可能であり、事業者の健全な育成という側面もあり、利用者からは不満も残るでしょう。
しかし、いろんな欠陥を持ちながら「評価」情報が浸透しているのは、利用者の切実な願いがあり、支持されているからです。少なくとも、有力団体によるランク付けは可能であることも実証されています。
いつまでも「どのリフォーム業者を選んでいいか?」という利用者の悩みを、早急に解決して欲しいものです。それにリフォームの匠を自認する事業者も同じ思いでしょう。