ところでこのような話題は、今とうとつに出てきたのではなく、伏線があったのです。
昨年6月から新しい法律ができ国の住宅政策の方針が変わったのをご存知ですか?そう、「住生活基本法」という新しい法律です。
施行からちょうど1年たちましたが、「この法律は、これまでの住宅政策を"量から質"へ転換し人口の変化やこれからの経済社会の変化を先取りし、品質本位の住まいづくりへ踏み出したもの。これまで40年間継続してきた、『住宅建設五ヶ年計画』に代わり、もう住宅は余っているので、これからは住宅の安全、品質の向上に重点を置いた新住宅政策」としています。
主な内容は、次の通りです。
・ストックは十分
住宅のストックはいまや十分に確保され、住宅を大量に供給する時代は終わりを告げた。これから消費者に質的に優れた住宅を供給し、安全で安心できる住まいを建築、購入してもらう主旨。
・住宅の安全性、品質向上
国や自冶体に十年先の耐震化率を引き上げさせたり、高齢化社会を見越してバリアフリー化率を高めたり、温暖化防止対策を住宅面からサポートする為の省エネ化率を設定します。
・中古住宅流通
これまでのわが国の住宅は、築20年を過ぎると建物の流通(市場)評価がゼロになると言う考え方が一般的でした。ここで見なおし、建物にも質を持たせ、築年数だけでなく、適正な評価が得られる市場を実現する試みです。
いってしまえば、もう住宅は十分すぎるほど建ちました。これからは耐久性、快適性を高め、安全性や省エネ性を求め、リフォームして何世代にわたって住めるようにしよう。そして、中古住宅市場で売れるような住宅にしよう、ということのようです。