ところで二酸化炭素の排出で、私たちが暮らしている「日本の住宅」が国際的にも悪者になっていることをご存知ですか。その話の前に、日本の住宅について考えてみましょう。
おおまかにいって、国の統計によれば現在の日本の住宅は53百万戸、総世帯数は47百万戸でその差の6百万戸以上が空き家で、比率にして約12%を空き家が占めています。何と空き家が10軒に1軒以上あることになります。しかしながら新築住宅は、依然として毎年120万戸前後が建てられ、住宅あまりは毎年進んでいるのが実情です。
このように空き家が6百万戸以上ありながら、毎年百万戸以上の住宅が建築される。そのために建て替えで壊される家も、毎年数十万戸あります。その中にはまだ十分住める住宅も含まれていることは、建築にはたらくものの常識となっています。
その結果、どうなるかというと、建替えによって壊された建物の廃材が大量に排出されることになっています。家やビルなどの建造物を壊した時に発生する建築廃材建築廃材の排出量は6,600万t/年で、電気・ガス・水道、農業に次いで多い。選別再利用も一部にはあるが大半は埋めたて処理にまわり、環境に大きな負荷がかかっています。