一方で、多くの方は、せっかく遠くから時間と交通費をかけて来場したにもかかわらず、一般的な話しに終わった例も少なくないのです。
例えば、「リフォームと建て替えではどちらが安く上がるか」とある中年夫婦。自宅の状態や、これからのどのような暮らしを望んでいるか、という情報は抜きに、結論だけを聞きたがる。これでは実りある相談は受けられないし、貴重な時間が無駄に過ぎてしまう。
また、「クレーム相談」もあり、人生模様いろいろです。「5年前に某住宅メーカーで住宅を新築したが、断熱材は施工時に濡らし壁の中が結露、屋根からは雨漏りし、床もふかふかで、裁判所に訴えたが、業者と裁判官が馴れ合って裁判に負けてしまった。リフォームしたいがどうしたらいいか」という。役所も相談に乗ってくれず、弁護士も熱心でない、というのだが、リフォーム関係者としてはどうしようもない。いい弁護士を改めて探し、決着がついたら、リフォーム業者を探したら、と回答する以外思いつかない。思うにこの人は「話を聞いてくれ」と、話し相手を求めているようです。
それでも回答者は、知恵を絞り、時に一緒になって考えます。