その時に当たって、TV、雑誌、新聞の広告などで、高効率で低コストのエネルギーで、地球環境にやさしい「オール電化住宅」情報が盛んに流れてきます。光熱費が安くなる、火を使わないので安全、安心、空気も汚れないなど。その中でも、エネルギー代が安くなるとされる最近人気のオール電化は、生活者にとって大きな魅力となってきたようです。住宅建築業者にとって、新築の勢いが落ちている昨今、リフォームが注目され中でも既存住宅を電化する「オール電化リフォーム」が脚光を浴びそうな気配です。
背景には、政府も地球温暖化防止CO2の削減の政策の一環として、エコキュートの拡販に力を注ぎ、2010年までの販売目標を520万台に置いており、今後、年間100万台以上販売しなければならない、ということも追い風でしょう。それで電力会社や国は面子を掛けてオール電化を進めているのです。その受け皿として、住宅設備メーカーも大手住宅企業、それに工務店、リフォーム企業と過熱気味の宣伝、営業合戦が繰り広げられているのです。
新築住宅の「オール電化」と歩をあわせるように、既築住宅のエネルギー転換を狙いとする、またエネルギーコスト大幅削減や地球環境に易しいを大々的にうたう「電化リフォーム」が前面に躍り出てきました。
東京電力の取り組みスタートが遅かったため、全国各地に比べ関東地区での「オール電化」の普及が遅れているといわれますが、今全国各地や北関東などでは、オール電化住宅が一種のブームの状態にあるようです。すでに横浜地区の新築分譲住宅のチラシでも、高級仕様は「オール電化が標準的」という工務店も多くなってきました。オール電化住宅が割高にもかかわらず、一般生活者には人気があるようです。
この人気の波が、既存住宅のオール電化にまで波及しそうな勢いです。先日、中小のリフォーム事業者で組織する大手リフォーム団体の日本増改築産業協会(略称=ジェルコ)で開催した、オール電化リフォームについてのセミナーを取材しました。そのなかで、リフォーム業者のほうから見て、これからのリフォームの主流はオール電化になるという予想を立てていました。同団体が発行した施工業者用の営業・施工マニュアルも参考にレポートします。