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リフォームかわら版
インテリアからこんにちは 第6回
わが家らしさの演出
インテリアコーディネーター
小玉靖子

今回は、昭和初期に建てられた木造家屋が老朽化のため残念ながら取り壊すことになり、新築マンションに入居を決めたAさんからのコーディネート依頼の話です。

●施主 60歳代前半男性

リタイアされたばかりで、これからの生活設計を模索中。目下はテニス仲間と、試合が終わってから自邸で飲み会をするのが何よりの楽しみ。

●インテリアイメージ

取り壊す前のお宅を訪ね、新しいマンションに活かせる品々をマークするところからのスタートでした。その結果、和と洋の組み合わせスタイルに決まりました。

15畳のリビングダイニングと4.5畳の洋室のコーディネート例です。

○【玄関】

前のお宅から運んだ欄間を、下駄箱の上にインテリアアクセサリーとして取り付け、古い置物や額をしつらえて新築マンションにコクを出します。


[写真 1]玄関

○【リビング】

・木造家屋の書院からはずした障子を窓に取り付けました。

・鎌倉彫の四角い火鉢の上にガラス戸を渡して飾り棚に。植木鉢を置いて窓辺に和の空間を作りました。

・座布団を洗い張りし、綿を打ち直して新品同様に再生。鎌倉彫の丸座卓の朱漆がこの部屋のアクセントカラーになっています。

[写真 2]リビングの飾り棚
[写真 3]リビング


○【和室スペース】

リビングの隣はフローリング張りの個室でしたが、壁を撤去してワンルームとし、“置き畳”を敷いたり古材で床の間を作ったりして、和室スペースに変身させました。


[写真 4]和室スペース


○【ダイニング】

・空間のイメージに合わせたシンプルなダイニングテーブルと椅子。

・絵画は、窓から横浜港が見えるのにちなみ、博物館のショップで見つけた“明治の横浜港”のポスター。それに合わせて、額縁の店で彫刻のあるアンティークゴールド色の額を選びました。

[写真 5]ダイニング
・植物
 ツビダンサス(向かって左)
 ポリシャス(中央の小鉢)
 アンスリウム(右下、写真には写っていませんが栗の木の丸火鉢を鉢カバーに)

・ダイニングテーブルの上には、目黒のインテリアショップで見つけた白熱灯ペンダントを取り付けました。

○【窓装飾】

・和と洋の空間を引き立てるため、オフホワイトのカーテンとレース。

・カーテン生地は、下地の上にやわらかなシワ加工を施した布を3センチ間隔で留めつけた、2枚重ねの美しいファブリックです。

・ダイニングは両開きですが、リビングと和室は腰窓なのでローマンシェードに。共通のファブリックを使ってワンルームの一体感を出しています。

同じ間取りのマンションでも、イメージに合わせたコーディネートによって“わが家らしさ”を演出していきたいですね。

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小玉靖子(こだま やすこ)


プロフィール

インテリアコーディネーター。小玉靖子スペーススタジオ代表。日本フリーランスインテリアコーディネーター協会相談役。インテリアプランナー・キッチンスペシャリスト・二級建築士の資格も取得。著書に「インテリアコーディネーション」「インテリアアクセサリー」など。


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