やっと秋がやってきました。
暑さに疲れた身体の栄養補給には、「食欲の秋」が一番。
心の栄養補給には「読書の秋」、「美術の秋」、「音楽の秋」が出番です。
今回は、明治39年生まれの「蔵」のインテリアリフォームをして、新しく生まれ変わった「蔵」で美術展と音楽会をした話です。
千葉県四街道市(東京から快速で55分)にあるこの「蔵」は、今から50年前までは米蔵や農機具置き場として活用されていましたが、農作業をやめてから今日まで、ホコリとクモの巣にまみれて放置されていました。 今年、築100年を記念に「蔵」をよみがえらせ活用したいという施主の要望で、リフォームがはじまりました。
●睡眠の役割
●床を張る
土間だった1階も、2階と同じ節入りの杉の無垢材で床を張る。
●壁を貼る
土壁のくずれをベニヤでおさえ、漆喰シートを貼る。
●階段をつける
今までは1本のはしごで上り下り。
●カウンターを作る
古材店でケヤキの無垢板を探し、入り口カウンターと流し台に利用。
●光と風の通り道
1階の天井は2階の床。玄関のすぐ上の天井を1.5メートル四方切り取って、2階の見事な梁を1階からも見えるようにした。また、窓と入り口にもガラスの引き戸を付け、光と風の通り道をつくる。
●塗装
天然の柿渋で塗装。
●スポットをつける
無燈の時代よさようなら。
2週間の会期中、200人以上の来訪者がありました。「この辺にこういう場所が欲しかった!」と喜んでくれた地元の人。東京、横浜からの来訪者もありました。
こうした場がいろいろなところにできるといいですね。
インテリアコーディネーター。小玉靖子スペーススタジオ代表。日本フリーランスインテリアコーディネーター協会相談役。インテリアプランナー・キッチンスペシャリスト・二級建築士の資格も取得。著書に「インテリアコーディネーション」「インテリアアクセサリー」など。