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リフォームかわら版
インテリアからこんにちは 第15回
睡眠と照明
インテリアコーディネーター
小玉靖子

「春眠暁を覚えず」という唐の詩人のことばは、いつの時代でも実感できる“春の朝の心地よさ”をみごとに言い当てていますね。今回は、睡眠と照明のお話です。

●睡眠ホルモン メラトニン

「メラトニン」は脳の「松果体」という部分から分泌されるホルモンで、体温・血圧・脈拍を低下させることによって自然な眠りを誘う作用を持っています。メラトニンの分泌は、たとえば午前7時に起きる人なら、体内時計によりその14時間後、つまり午後9時ごろから夜眠っている間にたくさん分泌されます。年代別では子供の頃が最も多く、20歳以降になると分泌が低下します。そのため年齢を重ねるとともに寝つきが悪くなるので、誘眠のためのいろいろな工夫が必要です。

●色温度

光は、それぞれに色の特徴を持っています。

「色温度」が高いほど青白い光でクールなイメージ、低いほど赤みを帯びて暖かみのある落ち着いたイメージになります。

a.蛍光灯の昼光色・・・青白い色

b.平均太陽直射光・・・青白い色

c.蛍光灯の昼白色・・・・白い色

d.蛍光灯の電球色・・・暖かい色

e.白熱電球の光・・・・暖かい色


色温度K(ケルビン)

●睡眠と光の色

メラトニンの分泌は、暗さや光の色に左右されると言われています。就寝前に明るい光を長く浴びているとメラトニンの分泌がおさえられ、寝つきが悪くなってしまいますので気をつけましょう。寝る前の室内は明るすぎないように、そして光の色は、白熱灯や電球色の蛍光灯など温かみのある色の照明を用いて、眠りにつきやすくします。夜中にトイレなどで起きるときにも明るすぎる照明は避けましょう。

また朝は、おもいきり太陽などの光を浴びるとスッキリと目覚めることができます。これは、明るい光を浴びるとメラトニンの分泌がおさえられるという性質によるものです。


ご自宅の照明の色をもう一度見直して、心身ともに快適な春をお過ごしください。


白熱灯や蛍光灯電球色の場合


蛍光灯昼光色の場合

小玉靖子(こだま やすこ)


プロフィール

インテリアコーディネーター。小玉靖子スペーススタジオ代表。日本フリーランスインテリアコーディネーター協会相談役。インテリアプランナー・キッチンスペシャリスト・二級建築士の資格も取得。著書に「インテリアコーディネーション」「インテリアアクセサリー」など。


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