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インテリアからこんにちは 第16回
蛍光灯で省エネルギー
インテリアコーディネーター
小玉靖子

洞爺湖サミットを7月に控え、地球温暖化対策が各方面でいっそう取り上げられるようになりました。今回は住宅用ランプと地球温暖化対策のはなしです。

●白熱灯から蛍光灯へ

オーストラリア政府は2010年までに白熱灯の禁止を発表。フランス、米カリフォルニア州でも蛍光灯への切り替えの動きがあります。英国は08年〜11年に段階的に白熱灯を廃止する方針。東京都では、都有施設において白熱灯29000個を08年末までに蛍光灯に切り替える予定とのこと。

家庭の電力消費の割合の1位はエアコン、2位は照明と冷蔵庫となっています。 経済産業省の試算によれば、日本の全世帯で蛍光灯に切り替えれば約200万トンのCO2が削減できるそうです。

住宅で使うランプには、主に白熱灯と蛍光灯があります。
白熱灯は、明るさを調節する調光機能に適していること、またキラメキや立体感が出るなどの良さがあります。
それに対し蛍光灯は、何と言っても省エネに優れています。白熱灯に近い暖かい色の蛍光灯や、口径が同じなので白熱灯と交換できる“電球型蛍光灯”も各種開発され、白熱灯に比べ(1)電気代1/4〜1/5、(2)6〜10倍の長寿命と、性能もますますアップしてきています。
ランプの価格は10〜20倍ですが、電気代がとても安いので、長い目で見ると蛍光灯の方が家計にもやさしいというわけです。

また、寿命が長いということは面倒なランプ交換の回数が減るメリットも大きいでしょう。さらに、蛍光灯はトイレなど頻繁に点滅する部屋には不向きといわれてきましたが、最近では点滅に強いランプも開発されています。

いろいろな電球型蛍光灯(中央は白熱ランプ)

●LED

最近では、蛍光灯よりも更に省エネでランプ寿命も格段に長いLED(発光ダイオード)も登場してきました。住宅での普及率はまだ1%程度ということですが、これから注目度の高いランプと言えましょう。

停電時に懐中電灯にもなる“足元灯”は、今お薦めしたいLEDの器具のひとつです。

●明かりのインテリアと省エネ

日本の住宅では、まだまだ“部屋の中央に1つの照明器具”というパターンを多く見かけますが、スタンドを使うなどして複数のあかりにすることで、必要な場所のみ照明をつけ、そうでない場所は消しておくことができます。

複数のあかりのお部屋作りでオススメなのが、蛍光灯を使った“間接照明”です。直接光源を見せずに壁面や天井面を照らし、空間に広がりを与えます。

また調光機能があると、そのときのシーンに合わせた空間に作りに有効です。最近では蛍光灯でも調光できる器具が登場してきました。

複数のあかりにしたり調光機能を使ったりすることで、ぐっとお部屋の雰囲気が変わり、くつろぎ感や華やかさなどを演出するとともに、同時に省エネ効果も実現できるというわけです。

これからは、人に優しく、地球にもやさしく、インテリア性も高いランプに注目してください。もうノンビリとはしていられません。

小玉靖子(こだま やすこ)


プロフィール

インテリアコーディネーター。小玉靖子スペーススタジオ代表。日本フリーランスインテリアコーディネーター協会相談役。インテリアプランナー・キッチンスペシャリスト・二級建築士の資格も取得。著書に「インテリアコーディネーション」「インテリアアクセサリー」など。


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