19世紀後半、日本文化は“ジャポニスム”と呼ばれヨーロッパ各地にさまざまな影響を与えました。そして今年は日仏交流が始まってちょうど150年。先月「ネオジャポニスム」というテーマの催しを見てまいりました。これは横浜山手西洋館で毎年6月に開催されている“花と器のハーモニー”で、今年は日本文化とフランスの美とを組み合わせ、新しい東西融合のライフスタイルを発信しようというものです。 昨年に引き続きその一部をご紹介したいと思います。
●山手111番館
テーマ:「花・書・器・人」
●エリスマン邸
テーマ:「NEW JAPAN STYLE」
窓に掛けられた白い手漉き和紙のタピスリーは、下半分が透かしで制作され、その面白い素材と存在感がまず目にとまりました。中央のなまこ壁の額も「NEW JAPAN STYLE」です。 西洋館の空間の中、テーブルに置かれた盆栽の松、九谷焼の食器、屏風。それらに合わせて、創業1830年ナポレオン3世からの注文も受けたというフランスの誇る銀器メーカー・クリストフルのカトラリー(ナイフ・フォーク)をコーディネート。新しい和と洋のライフスタイルです。
●外交官の家
テーマ:「沢山の感動を今ここに回想して」
●ブラフ18番館
テーマ:「The art of party」
テーブルの中央に作られたコケの庭と樹木。それらの自然を囲むように、高く低くしつらえた京焼・清水焼の大小。動きのある配置と、器の青と黄の補色同士が響き合い、ドアや窓枠に塗られたペパーミントグリーンがアクセントカラーとなって、パーティー気分を盛り上げています。 洋と和が掛け算されて、西洋館がいっそう豊かな空間に感じます。 時には日常のご自宅の中に、非日常を作って気持ちをリフレッシュいたしましょう。 “NEW JAPAN STYLE”などお好きな自分STYLEで。お部屋はあなたのキャンバスです!
インテリアコーディネーター。小玉靖子スペーススタジオ代表。日本フリーランスインテリアコーディネーター協会相談役。インテリアプランナー・キッチンスペシャリスト・二級建築士の資格も取得。著書に「インテリアコーディネーション」「インテリアアクセサリー」など。