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■テレビ朝日系の人気番組「大改造!! 劇的ビフォーアフター」が、この3月でレギュラー番組として終了しました。番組は「匠(たくみ)」と呼ばれる一流建築家や設計士らが、依頼に応じて視聴者の家を大胆にリフォームするというもの。02年4月にスタートし、関東地区で最高17.2%(関西22.1%)の高視聴率を記録しています。そんな人気番組が終了した大きな理由は「アスベスト」でした。一部報道によると規制の強化によって、家を解体する際のアスベスト調査などに時間がかかるようになり、週1回の番組として制作が困難になったというのです。アスベストは天然に産出する繊維状の鉱物で、石綿とも呼ばれています。耐火・耐熱・耐久性に優れ、加工が容易でコストも安いことから、一時は「奇跡の鉱物」と言われました。日本ではほとんどを外国から輸入し、その9割以上が建材として使用されています。一方で吸引すると、肺がんや肺気腫を引き起こす原因になることが分かり、段階的に使用が規制されてきました。2004年以降はアスベスト含有製品の製造・輸入・使用が原則禁止されました。2005年には「石綿障害予防規則」という省令が施行され、建物の解体時に事前のアスベスト調査や飛散防止措置が義務づけられています。アスベストは、飛散性アスベストと非飛散性アスベストに大きく分かれます。前者は主に壁や天井、鉄骨などに吹き付けた「吹き付けアスベスト」のことで、軽い接触で飛散する恐れがあります。後者はアスベストをセメント等と混合して板状に固化したもので、屋根材や床材、内装材などに使われています。戸建住宅に使用されているのはほとんどが非飛散性アスベストで、日常の使用の範囲であれば、健康被害の可能性は少ないとされています。しかしリフォーム工事の際に傷つけたり、破損したりすると、そこから飛散する可能性もあります。工事を検討するときは、業者がアスベストに対する知識をしっかり持っているかも、確認しておきたいところです。最近はアスベスト被害に便乗した悪質なリフォーム業者も登場しています。国民生活センターによると、「壁にアスベストが含まれているので至急リフォームが必要」「アスベストを練りこんだ屋根材は古くなると粉が出てくるので健康被害が起こる」などと語り、不要なリフォーム工事を勧める事例が報告されています。前述の通り、戸建住宅でアスベストによる被害が発生するケースはまれです。業者の話を鵜呑みにせず、最寄りの消費生活センターなどに相談するようにしましょう。
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