シックハウス症候群が社会問題化したこともあって、数ある床材の中で人気が高まっているのが天然素材です。フローリングなら、天然木をそのまま使った無垢のフローリング。本物だけがもつ温かみのある質感や断熱性、調湿作用など木本来がもつ特徴も心地よさに影響するようです。木の性質を保てるオイル塗装などをするのが一般的ですが、無塗装で使ってもOK。傷を付けても、カンナなどで削れば目立たなくなるのも特徴です。カジュアルなパイン材やスプルース材、重厚なチーク材やオーク材など、樹種によっていろいろな雰囲気が演出できます。
同じフローリングでも、竹やコルクを活用した床材も人気です。竹は4〜5年で伐採期を迎えるなど木よりも成長が早く、地球環境にやさしいエコマテリアルとして注目されてきています。表面が堅いため、傷がつきにくく耐久性が高いのが特徴です。また、コルクはコルク樫の樹皮から生産されるもので、約9年のサイクルで樹皮が収穫でき、やはり地球環境を維持するのに適した素材。細胞が詰まったミクロ単位の気泡が、自然の風合いとやさしい弾力をもたらします。
このほか、熱帯地方に育つココヤシの繊維を原料にした床材や、ヒガンバナ科の多年生植物から取りだした繊維を原料にしたサイザル麻の床材など、自然素材を使った床材が豊富に登場しています。リフォーム時などは検討してみてはいかがでしょう。