ライフスタイルの変化に伴って、キッチンもこれまでの独立型からオープンスタイルに移行しつつあります。リビング・ダイニングと同一空間にキッチンを配置するため、それに伴ってコンロ上部に取り付けるレンジフードもリビングに設置することになります。このため、機能一辺倒だったレンジフードには、リビングでのくつろぎの雰囲気を壊さない音の静けさやデザイン的な要素も重視されるようになっています。また、リビングやダイニングの空間に臭いや油煙が漏れないよう、より高い捕集力が求められます。
これに応えたのが、キッチン側とリビング側の両サイドに吸い込み口を設けたダブル吸い込みタイプ。リビング側への油煙や臭いの漏れを防げます。ファンの羽根部分に独自のプレス加工技術を施して翼の面積を広げたシロッコファンは、高捕集・低騒音を実現しています。また、上昇気流が弱いIHクッキングヒーターの場合は、下端部分から弱い風を噴出して弱い上昇気流を上方へ誘導させるなどの方法がとられています。
いずれもデザインはさまざまに工夫されています。使用時はフード部分が飛び出し、使用しないときは引き込めるもの、あるいはスリムなフォルムにしたもの、ステンレスの質感が美しいものなどさまざま。さらには、IHやガスコンロなど加熱機器のON/OFFと連動して、自動的にレンジフードが運転・停止するものも。調理中は必ず換気を続けるため、ファンのつけ忘れや消し忘れを防げます。