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<セキュリティ>
―自分の家は自分で守る心構えで−

住宅ライター
香川喜久江

●侵入犯罪は、昭和初期の約2倍

「水と安全はタダ」といわれてきた日本ですが、治安は決してよいとはいえません。

住宅などに侵入する侵入犯罪(侵入窃盗、侵入強盗を含む)は、平成15年からは減少しているとはいえ、平成17年は226万9293件。治安がよいといわれた昭和初期と比べて約2倍もの件数になっています。

このうち、空き巣や忍び込みなどの侵入窃盗は24万4776件。一戸建て住宅はそのうちの34.9%、共同住宅(マンションなど)は24.8%という内訳になっています。

侵入の手口はガラス破りが最も多く、無締まりからの侵入、錠破りと続いています。

●増え続ける侵入犯罪に対応したドアや窓ガラスも

こうした実情を背景に、各社から防犯対策関連の商品が豊富に提案されています。侵入手口で最も多いガラス破り対策を施した窓は、ガラスに特殊中間膜を挟み込んだ割れにくい防犯ガラス、ロック付きのクレセントや補助錠がついたもの、あるいはサッシを持ち上げて外されることもあるので、外れ止めがついているものなど各種あります。小さな窓には面格子をつけることはもう当たり前の配慮です。

また、玄関や勝手口などからの侵入を防ぐためには、テレビドアホンを始め、複数錠の設置、ピッキングが困難なディンプルキーの採用、サムターン回しを不可能にする脱着式サムターンはもはや常識。鍵を使わずに、指紋で解錠するものやマンションなどでは眼の虹彩で本人を確認して解錠するものも。ICカード利用の玄関ドア、暗唱ボタン式キーレス仕様の勝手口ドアも登場しています。

従来は富裕層だけのものと考えられていたホームセキュリティサービスですが、今では一般家庭の加入者も増えているそうです。侵入者の感知、非常通報、救急通報、火災やガス漏れなどの異常を感知し、状況に応じて最寄りの緊急発進拠点からの安全のプロが急行。留守宅だけでなく、在宅時の異常も感知して自動通報してくれるシステムもあります。このほか、携帯電話で外出先から家の様子を映像で確認できたり、システムを操作できるものも出てきています。

●普段からの備えも大切

とはいっても、侵入犯罪に巻き込まれないためには、普段から防犯に対する備えを忘れたくないものです。
(1)在宅中もドアなどは鍵をかけておく
(2)チャイムが鳴ってもすぐにドアを開けない
(3)玄関以外の窓や勝手口など、人が入れそうなところは玄関と同様に用心を
(4)長期間出かける場合は、新聞をとめてもらう
など、自分の家は自分で守るという心構えが必要です。

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香川喜久江/かがわ きくえ
プロフィール

住宅ライター 住宅展示場の企画運営を経て、ライターに。幅広いテーマで全国各地を飛び回る。

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