蓄熱暖房機のなかには、蓄熱効果の高い蓄熱レンガが入っています。このレンガを電気で暖めることで熱を蓄えるしくみ。およそ600~700度に加熱された蓄熱レンガは、昼間にゆっくりと放熱して暖房を行います。もちろん蓄熱しながらも放熱するので朝もぽかぽか。夜間時間帯の電力使用料金が割安になる電力契約をしておけば、蓄熱は昼間時間帯よりも約1/3〜1/4も安い電力で行うことができます。これで1日の暖房エネルギーがまかなえるわけで、かなり経済的といえるでしょう。
住まいの条件としては、高気密・高断熱であること。そうでなければ、せっかく蓄えた熱もあっという間に放熱してしまい、効果を発揮できないのです。また、間取りも空気の自然な流れを考えたオープンなスタイルにしておくことが大切です。
蓄えた熱は輻射熱と自然対流により、家中を暖房します。輻射熱とは、遠赤外線のように柔らかく全体を包むような熱のこと。物体から熱波長で放出する熱が、部屋の壁や天井、家具などの物体に当たってエネルギー変換を起こし、部屋全体をほとんど均一の暖かさに保ちます。このため、空気が乾燥したりほこりが舞うこともありませんし、燃焼しないので空気が汚れる心配もなく、水蒸気も出ないのでカビ・ダニの発生も抑制します。もちろん燃焼音などもなく、とても静か。しかも、燃焼部分がないため20年以上の耐久性があり、定期的なメンテナンスもほとんど不要だそうです。