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<LED照明>
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住宅ライター
香川喜久江

●第4世代の照明として注目を浴びている

照明は、現代の我々の生活にはなくてはならないもの。原始時代の(?)ろうそくに始まって、電球、蛍光灯に次ぐ、第4世代の照明として今注目されているのがLED(Light Emitting Diode=発光ダイオード)です。

発光ダイオードは、簡単にいえば炭化珪素に電流を流すことで発光する仕組み。すでに20世紀初頭に発見されていましたが、当初は赤色と緑色、70年代に黄色が開発され、おもに表示サインや非常用の表示灯などに使われてきました。90年代に青色が開発されたことで光の三原色、赤、緑、青が揃い、すぐに白色が開発されて一般照明用としての開発が進むことになりました。現在では、携帯電話やデジタルカメラのバックライト、屋外用大型ディスプレイ、信号灯、駅の行き先案内板、そして住宅用の照明へと活用範囲は広がっています。


●消費電力が少なく、CO2削減効果が高い

家庭での消費電力量の1位はエアコン、2位は冷蔵庫、3位は照明器具で、消費電力の16.1%を占めて、そのウェイトは年々高くなっているそうです(松下電工HPより)。地球温暖化防止のためのCO2削減効果を高めるには、照明の消費電力削減が大きなポイントになるというわけです。消費電力が少ないためCO2削減に効果が高い照明といわれているのがLEDです。すでに照明器具メーカーではこぞって研究開発に打ち込み、LEDを使った照明器具が続々と発表されています。LEDダウンライト、LED蛍光灯、太陽光発電によって発光するソーラーLED照明も登場しているそうです。

今年2月にビッグサイトで開催された「地球環境とエネルギーの調和展 ENEX2008」でも日本アドバンテージの「LED蛍光灯」が出展されていました。見た目は従来の直管形の蛍光灯と同じですが、管の中にきらきら輝く小さなLEDがいくつも並んで来場者の関心を集めていました。特徴の一つが照度で、20ワット型の蛍光灯と比べて83%以上も明るいことが実証されているそうです。そして消費電力は、LED蛍光灯の20ワットタイプで5ワット。これは20ワットの蛍光灯を1日9時間点灯の場合と比べると、年間で二酸化炭素(CO2)を32.8_も削減することができるそうです(日本アドバンテージ調べ)。1本だけの場合ですから、家中の照明をLEDに代えたときのCO2削減度合いの大きさが容易に想像できるでしょう。

さらにLEDは寿命が長いことでも知られています。LEDの寿命は論理上は約10万時間といわれ、約5万時間で初期点灯照度の30%まで減退するといわれています。一般に白熱電球の寿命は約1000時間、蛍光ランプの最新機種では約8000時間といわれますが、LED5万時間で計算しても蛍光灯の6倍余も長持ちすることになります。このほか熱の発生が少ない、照明器具の小型化が可能、ちらつきやノイズが少ない、紫外線が少ないので虫が寄ってこないなどさまざまな特徴があります。

コストはまだまだ高く、20ワットタイプ仕様で2万6736円。同社のLED蛍光灯の場合、グロー方式、ラピッドスタート方式であれば従来の蛍光灯器具にそのまま取り付けて点灯させることも可能。インバーター方式は専用の器具が必要です。

次世代のあかりとして期待されているLEDですが、新しい光源として用いられる場合の人体への影響、価格の問題など、今後積極的な検証が待たれます。

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香川喜久江/かがわ きくえ
プロフィール

住宅ライター 住宅展示場の企画運営を経て、ライターに。幅広いテーマで全国各地を飛び回る。

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