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■設備と建材のトレンド情報
 
<ホームセキュリティ>
 安心・安全に暮らすために

住宅ライター
香川喜久江

●体感治安の悪化がニーズを高める

通り魔や殺人などさまざまな事件が毎日のようにテレビや新聞をにぎわせています。

日本の犯罪件数は平成14年の約285万件をピークに平成15年からは減少に転じ、平成18年も約205万件と4年連続で減少しています。けれども治安がよいとされた昭和40年代(100万件前後で推移)と比べると依然として高いままといわざるを得ません。

ちなみに、住宅を狙った泥棒(正式には侵入窃盗)は、一戸建て住宅がマンションなど共同住宅を抑えて全体の6割に達しているそうです。住宅への侵入手段は、ガラス破りが約40.5%、無施錠が39.3%と多く、そのほか施錠開け、開けっ放し、錠破り、戸外しなどが続いています(平成19年度:警察庁統計資料)。

犯罪が増えた平成14年頃から、ピッキングされにくい鍵がマスコミで取り上げられたり、防犯パトロールなど自衛・防衛の成果で犯罪件数は減少しているものの、「いつどこで自分に降りかかるかわからない」という意味では、人々が実際に肌で感じる体感治安は悪化しているといえます。

●異常発生時にはガードマンが急行

そこで注目されているのが、ホームセキュリティです。警備会社と契約して不審者の侵入や火災の発生、身の危険を感じたときや急病の際の非常通報などをセンサーや非常ボタンなどで警備会社が知らせを受けると、ガードマンが待機するセンターに通報が届き、急行して適切な対応をしてくれます。

必要に応じて110番や119番、あるいはあらかじめ登録しておいた緊急連絡先に通報・連絡をしてくれるシステムもあります。もちろん、365日・24時間体制で見守ってくれます。

シンプルな基本プランでは、「防犯」「非常」「火災」の3つの機能が備えられています。設置する装置は、「開閉センサー」を玄関1カ所、「空調センサー」を3カ所、「火災センサー」をキッチンなどに1カ所、「遠隔非常ボタン」はお年寄りなどの部屋に1カ所、玄関には異常があると点滅して周囲に知らせる「点滅ライト」や「ステッカー」、「センサー送信機」などが、リビングにはホームセキュリティの制御装置である「コントローラー」がつきます。(綜合警備保障のホームセキュリティ7の場合)

警備会社の「ステッカー」は、玄関などに貼ることで犯行抑止の効果も期待できます。

このほか、ガラスを破壊された場合に感知するガラスセンサー、ジャロジー窓からの侵入を感知するジャロジーセンサー、壁に設置して人体の熱などを感知する空間センサー(壁付き)などさまざまなオプションがあります。

料金は、レンタルプランと買い上げプランがありますが、多くの人に利用してもらえるようにという配慮から価格は低めに設定されているようです。

装置類をレンタルするレンタルプランは、初期費用が安くすみます。一方、買い上げプランは、月額を抑えられることがメリットです。当初の工事費は両方とも約4万円、買い上げる場合は機器費が約13万円余、レンタルプランは2万円の保証金が必要です。

基本的なプランの場合で、レンタルプランは月々4,851円、買い上げる場合で月々2,625円(ホームセキュリティ7)。同社では「わが家の安心が月々4000円台から」と謳っています。

日本ではまだまだ1%ほどというホームセキュリティ加入率ですが、米国では全世帯の20%が取り入れているとか。犯罪が多発している今日、家族の安全のためには導入を考えることも必要なのかも知れません。


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香川喜久江/かがわ きくえ
プロフィール

住宅ライター 住宅展示場の企画運営を経て、ライターに。幅広いテーマで全国各地を飛び回る。

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