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■設備と建材トレンド情報
ガスか電気か?どちらを選ぶ?その2「給湯機」

住宅ライター 香川喜久江

■ガス給湯機は瞬間型。環境配慮の製品も登場

広く普及しているガス給湯機は、家中に給湯する給湯機とお風呂が沸かせる風呂釜がひとつになったガスふろ給湯機が一般的です。

 キッチンや洗面室でお湯を使いながらお風呂の追い焚きもできます。機器自体が小さいので省スペースでも設置が可能。据え置き型に加えて壁掛け形もあり、設置場所を選ばないのが特徴です。1階に設置した場合でも2階浴室への配管も可能になっています。また、給湯方式は瞬間型。水栓を開けると同時にバーナーが着火。水を熱して瞬間的にお湯をつくり出し、使うときに使うだけの量のお湯が沸かせます。

 地球温暖化防止の一環として環境配慮や省エネルギー型の設備機器も増えていますが、ガス給湯機も例外ではなく「潜熱回収型給湯機」というガス給湯機には補助金制度もあります。潜熱回収型給湯機とは、いままで排気ロスとなっていた潜熱(水蒸気として大気に放出されていた熱)を回収して再利用し、95%の熱効率を達成したものです。

■地球温暖化の原因といわれる二酸化炭素を使ってお湯を沸かすエコキュート

一方、エコキュートは、簡単にいうと地球温暖化の要因の一つといわれている二酸化炭素を使ってお湯をつくるシステム。正式名を「自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機」といい、環境のエコと給湯そのものとかわいいの意味をこめたキュートをつなげて、エコキュートという愛称で呼ばれています。

 世界初の家庭用自然冷媒(CO2)給湯機として開発され、二酸化炭素(CO2)を使うため、オゾン層破壊や温室化ガス排出の抑制につながるとして、購入費の補助金制度もあります。

 給湯方式は貯湯式で、ヒーターでお湯を沸かす従来の電気温水器との形状的な違いは、貯湯ユニット(貯湯タンク)のほかに、ヒートポンプユニットが必要というところでしょうか。2つのユニットは、一般的にはかなり大きく重いため、設置場所はあらかじめ用意しておく必要があります。価格はまだ高めで3〜5人家族用の370?タイプで70万前後から80万円前後といったところ。ただし、給湯能力はかなり高く、使用する電気エネルギーの約3倍以上の熱エネルギーを得ることができるといわれています。これも電気温水器との大きな違いです。昼間よりも割安な夜間電力を使うことで、ランニングコストを低減することができます。

 機能的には、ガス給湯機もエコキュートもほぼ同じで、お湯はりから保温・足し湯まで自動でするフルオートと、足し湯などは手動でするセミオートがあります。

さて、あなたならどちらを選びますか? 

 

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香川喜久江/かがわ きくえ
プロフィール
住宅ライター 住宅展示場の企画運営を経て、ライターに。幅広いテーマで全国各地を飛び回る。