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先日、素敵な女性にお会いした。
1人は、工務店の社長の奥さまで、お客さまのサポートを担当しているMさん。もう1人は、水まわりを中心に製品選びのアドバイスを担当しているトステムのOさんである。
第一印象は、Oさんはしっかりもののお母さん、Mさんは気さくな湘南夫人といった雰囲気だろうか。どちらも40代の、2人のお子さんのお母さんでもある。
このお二人に、横浜ランドマークタワーにあるトステムのショールームを案内していただいた。
正直なところ、おばちゃんはショールームというものが苦手だ。どこか高級ブティックに似て、ツンとすましたところが多いからだ。こんなこと聞いちゃっていいのかな、見当違いなこと聞いていないだろうかと、こちらもついつい緊張してしまう。
一番困るのが「どんなものをお探しですか」という質問。「それがよく分からないから、ショールームに来たんだけどなぁ・・・」
最初に目についたのは人工大理石を使ったシステムキッチン。立ち止まって、そっとシンクに触ってみる。すると、さっそくOさんが声をかけてきた。
「このキッチン、天板とシンクの色が違うんですよ。でも繋ぎ目がないから一体にみえるでしょう」
「そうなんですよ」とすかさずM夫人。「ウチでキッチンを取り替えた時は、まだこれがなくてね、継ぎ目が汚れてとれなくなっちゃったんですよ。もうちょっと早く出ていればね・・・」
「ウン、ウン。実はウチもそうなのよ。キッチンは掃除のしやすさが一番」と、心の中でうなずく私。
ショールーム見学というとつい、あなた説明をする人、私聞く人、という立場になりがちだ。そこにきて、立て板に水のごときの説明をされても、頭の中を右から左へと言葉がすり抜けて、意外と覚えてはいないものだ。
でもこの日は違った。言葉のキャッチボールがポンポン交わされる。
「確かに素敵だけど、こういう素材は指紋が目立って手入れが大変そう」
「もうちょっと手頃な価格のものはないのかな」
そんな、おばちゃんの心の声も、M夫人がテレパシーのようにキャッチして、自分のこととして聞いてくれる。それに答えるOさんの説明も、型にはまらず自然体だ。そんな2人の会話におばちゃんもついつい引き込まれて、すっかりリラックスしてしまった。
聞くところによると、お二人とも子供さんの手が離れてからこの仕事を始めたとのこと。しっかり子育てをして、家事をして、家計のやりくりをしてきた経験が、会話のあちらこちらに、キラッ、キラッと顔を出す。そして、最後の一言。
「どうでしたか、今日のショールーム見学は。ストレスはたまっていませんか?」
うーん、参りました。住宅営業の世界にも "主婦パワー" がしっかりと根づき始めたことを実感した。
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