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ところで、時折見かける材木屋さんに一般の人が入っていくことはありません。香りを嗅がしてもらうだけです。それは、材木屋さんが大工さんや工務店などいわゆるプロを対象とした商売で、一般の素人を相手にしていないからです。
つまり一般の人にとって材木屋さんは敷居の高い存在なのです。こうしたなか、もっと町内の人に親しんでもらえる存在になろうと、立ち上がった材木屋さんがあります。
その材木屋さんは、たとえ角材一本でも板材一枚でも売ることにしたのです。資材置き場に入ると角材一本一本に値段が表示されています。テーブルやカウンターにしたらさぞかし立派なものになるだろうと思われる、厚いムクの板材には樹種と値段が付けられています。
これなら、この金額を払えば誰にでも売ってもらえるということが分かります。
この材木屋さんは自然素材に関心を持つ人が増えているので、ムク材の品揃えを増やし、一般の人にも販路を広げることにしたのです。
そのことが口コミで広がり、リフォーム店、店舗オーナー、DIY愛好家が来るようになり、木材を自分の目で見、さわって感触を確かめ、気に入ったものを買っていく人が増えてきたといいます。
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