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都市に緑を増やそうということで、ビルの屋上緑化や壁面緑化の動きが活発になっています。もともと、建物を緑で覆うというのはいまに始まったことではなく「♪蔦の絡まるチャペルで…♪」と歌ったことがある人なら、昔からこうした建物があったことは知っています。
新緑に包まれた建物はどことなく清々しさが漂ってきます。また、秋になり葉が色づくと建物の表情が変わり情緒があります。都会のビルが緑化されると、季節にあわせて変化する街の風景が楽しめます。
ですが、いま活発化している都市緑化の狙いは、緑の変化を楽しむというよりは、コンクリートジャングルから発せられる放熱を抑制し“灼熱地獄”から街を解放することです。その効果は大きく、葉っぱが真夏の直射日光を遮り壁面温度を約10℃も下がるという報告書が出されています。
筆者も「♪蔦の絡まる…♪」世代なので、壁面緑化にはかねてから興味を持ち続けていました。ある時、散歩途中みごとに蔦で覆われた小さな喫茶店を発見しました。
2階建ての自宅と店舗を併用した住宅です。個人住宅でもここまでできるんだと感心したものです。どこにでも見られる、これといった特徴のない街路だけに、ことのほか蔦の緑が貴重なものに映りました。
いつかわが家にも蔦を植えたいと憧れつつ、いまでも散歩コースのひとつとして時々訪れます。
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