寒色といわれる青をインテリアに使うと寒くなるのでは?と、敬遠される方がいらっしゃるかもしれません。確かに、全体を青で覆ってしまえばそうでしょう。けれど、壁の一面だけ、もしくは小物類などというように、ある部分に限定して使えば、部屋がすっきりと爽やかに見えてきます。
また、青は集中力を高める色なので、その機能を考慮しながら使うと効果的です。
たとえば、勉強部屋。以前にも紹介しましたが、なかなか机に向かおうとしない子供部屋の机の前の一壁をブルーグリーンに塗り替えたところ、不思議と勉強するようになった、という話。これは名古屋テレビの企画に応えたものですが、「勉強できる色」ではなく、「集中力を高める色」といった方が正確です。これらは、ドイツのカラーセラピーをもとにしたワークショップの実践で蓄積してきた結果ですが、かつて、このワークショップを知的障害のある方々にも行ったところ、5分と腰掛けることができないと聞いていた青年が、なんと3時間も青を描くワークに集中したのです。その光景は、保健士さんたちもびっくりするほどでした。
青は沈静作用を伴う色。静かという字には、青という文字が入りますものね。ですから私は、待機時間の長い病院の待合室や学校の校舎内部など、機能や目的に応じて青を使います。もちろん、住宅でも集中力を高めたい部屋、たとえば勉強部屋や書斎などにも、部分的にその色を使うとよいでしょう。
私がよく使うのは、塗料です。最近のペンキは改善されたので、イヤな臭いが立ち込めることもなく、クロスの上からでも塗れるものがあり、手軽に扱え便利です。(ただし、壁装材によっては、塗料がのらないものもありますので注意が必要です。)もちろん、ペンキでなくても、一面だけクロスを張り替えても大丈夫。リフォームコックさんの出番です。
これからますます暖かくなる季節。インテリアも季節ごとに衣替えをしてはいかがでしょう。