topページへ お問い合わせ
Q&A
かながわリフォームコックさんとは…
満足リフォームの条件・その1
腕がいいねえ
満足リフォームの条件・その2
素材がいいねえ
満足リフォームの条件・その3
お得がいいねえ
満足リフォームの食べ方
満足リフォームのポイント
満足リフォームの食べ歩き
満足リフォームのイベント情報
満足リフォームの施工事例集
リフォームかわら版
ミニチュア椅子ファミリー
リフォームコックさん > リフォームかわら版 > コラム
リフォームかわら版
葛西紀巳子のくらし色いろ第29回
オフィスのビフォア&アフター
アメニティ&カラープランナー
葛西紀巳子

かつて、ある企業のオフィス空間の色彩設計をしたことがあります。そこは、京浜工業地帯にある広大な大手企業の敷地内。その一部にある倉庫を、別企業が借り受け、オフィス兼工場として、蘇らせるのが私の仕事でした。

もう、何年も使われていない薄暗い空間。隣接する壁が光を妨げます。下見の時、早々に切り上げてしまおうかと思うほど、ちょっと怖い、真っ暗な空間でした。

ですから、コンセプトは「明るく」「元気に」「快適に」、そして「ヴィヴィッドな色を使って欲しい」というクライアントの要望にも応えるようにと心がけました。そこで次のように空間をまとめました。

■アイキャッチになる壁面に色彩をつけ、動きを出す。

1階エントランスの正面に階段があります。その手前の袖壁を赤く塗装し、アイキャッチ効果を狙いました。また、エントランス近くの右脇にあるエレベーター室の内側の壁も赤く塗装し、1階のフロアを示す色としました。

2階のフロアカラーは青です。その色をアクセントとし、エレベーターの袖壁とエレベーターそのものの扉に色をつけました。

■動線誘導となる箇所に色彩を使う。

2つある階段室のいずれも黄緑色にしました。その色のあるところは、階段室と決め、誘導を促がしたのです。

また各作業室は、壁面の1面のみに、やや濃い色を使いました。濃い色は、次の部屋に続くサインです。というのも、この企業は福祉機器のレンタルを行う会社です。貸し出された車椅子がここに返却され、メンテナンスを施し、再び梱包され、貸し出されるというしくみです。その作業手順にそって、隣室の壁面色を濃くしていきました。

色が機能をもちつつも、アクセントウォールとして部屋自体に変化を出し、働く人々の気持ちにゆとりを与える、そんな作業室にしたいと考えました。

■手摺やブレス、柱の色

階段の手摺は赤。これは袖壁でつけた赤と連動させていますが、その暖色系の赤が、鉄素材の冷たさを排すると考えました。実際、空間に温か味と明るさをもたらし、この空間のアクセントカラーにもなっています。

また、作業室のブレスは、構造上、取り去ることができませんでした。部屋の途中に出るそれを、注意を促がす意味からも明確な色を施しました。

■外観の色

外壁の色もまた、明るさに注意を払いました。倉庫や作業場の多い敷地で、明るく楽しくなるような配色が求められたのです。ベースはイエロー系、敷地の一番奥にあってもよく認識できます。グリーンとブルーをサブカラーにして清潔感のあるイメージを表現しました。
働く場面にあるオフィスや工場。こうしたところでも色を有効に使って、快適に作業を進めたいものですね。

次へ

住宅ジャーナリスト 岡田憲治 葛西紀巳子/かさい きみこ
プロフィール
()色彩環境計画室代表/アメニティ&カラープランナー。心理学専攻後インテリアデザイン、色彩、照明を学ぶ。嶋佐知子氏に師事しインテリアデザインを、ジェリィ・フォリー氏からはカラーデザイン学を学び,1993年独立。1994()色彩環境計画室を設立。住宅、病院、施設、ホテルなどの「快適な環境づくり(内外装)」を心理的+生理的+機能的+美的な視点から理論的、総合的に色彩設計していく。他方、専門家や学校教育における「まちの環境色彩教育」の必要性を提唱・実践中。

ホームページ http://www.sikisai.co.jp

ページのトップへ
Copyright Kanagawa Reform Cook