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人間の生体リズムは25時間。時計も太陽光もないところだと、私たちは地球のリズムから少しずつ遅れた生活をしていくのだそうです。“早起きは難しくても、夜更かしは楽”なのも、そうした人体のリズムが備わっているからです。それを24時間に維持しているのが光の力。朝のまぶしい光を受けることで、毎朝、1日24時間の生活リズムにリセットされていくのです。
このような生体リズムに対応して、活動ホルモンは午前中に活発に働き、午後2時頃には弱まって、夕方また少し活動力が高まり、夜には低下していきます。仕事や勉強は“午前中が効率的”なのも、そうした生体リズムがあるからです。夜更かしの習慣を避け、活動ホルモンが活発になる時間帯に合わせていくことが、疲れにくく健康に過ごすための秘訣です。
そこで今回は、眠りの質をよくするための寝室の色について考えてみたいと思います。
静かにゆったりと眠りにつくには、赤や黄色などの強い色を避け、パステルピンクやパステルグリーンなどの淡い色調でインテリアをまとめるとリラックス効果があります。一方、ブルー系が寝室によいという説もありますが、青は寒さを感じさせることになりかねません。トイレに行く頻度が増えるお年寄りの寝室などでは、特に気をつけたいことです。
また、体を横たえて眠る私たちにとって、必ずしも天井を高くする必要はないと思います。むしろ低めの天井の方が、母親の胎内で包まれているような感覚になり、心理的に安心感を伴います。壁面などは天井を高く感じさせる縦方向よりも、横たわる体と同様、水平になる横方向でインテリアをまとめると、安定感が出てきます。寝室に家具を配置するときも、1500mm以下の低い家具でまとめるとよいでしょう。
さらにカーテンは遮光性ではなく、わずかに光の透ける素材が好ましいと思います。カーテン越しに朝の光を感じることで、体も次第に目覚めていくからです。そのような生体リズムに対応して、段階的に明るくなる照明器具も販売されています。
さあ、早朝の陽射しが気持ちよい夏がはじまります。生体リズムを今より早めにリセットするには、ちょうどよい季節。少しがんばって早起きを心がけてみてはいかがでしょう。
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