団塊の世代にとっての懐かしい昭和30年代の家を造るには、当時あった土間や茶の間、縁側といった「もの」があるだけでなく、子供同士のたわいのない喧嘩や悪戯、おばさんの小言や、採りたてを食べさせてあげようという人の良いおじさんかける声や戸の開ける音といった、そこに暮らし家族を含め周りの人々と心がつながる状況や、すいかを冷やす井戸水の音やその冷たさ、冷蔵庫で冷やしたのとは違うスイカやトマトの味、蛙や虫の啼き声、玄関から裏庭に抜ける風の心地よさ、土間のひんやりとした臭いや庭の草いきれといった自然とつながる状況、人の気づかないところから見下ろす心地よさを味わえる状況、といった五感に記憶した感性を掘り起こす、「もの」が生きるシチュエーションがなくてはならないのではないかと思います。そしてこのシチュエーションが、懐かしいメロディーの役目をして、心の底に眠る当時の感性を鼓舞してくれるのではないかと思うのです。
そのシチュエーションは、育った環境や性格によっても違うと思いますが、その人その人ににあったシチュエーションを探し、提案していきたいと思っています。
最後に先日見学した「サント式住宅」というネーミングで売り出した昭和30年代住宅のモデルハウスで、私の感性を鼓舞してくれたシチュエーションを見つけたのでその写真(写真−1)を載せます。これは上記の納屋の小屋裏から下の土間を覗いた時に感じた感情に似た感覚を覚えたからです。
団塊の世代にとっての懐かしい昭和30年代の家を造るには、当時あった土間や茶の間、縁側といった形ではなく、そこに暮らし、家族を含め周りの人々とのつながりや当時の自然や社会状況のなかで、五感に記憶した感性を掘り起こすシチュエーションがなくてはならないのではないかと思います。
このシチュエーションが、懐かしいメロディーの役目をして、心の底に眠る当時の感性を鼓舞してくれるのではないかと思うのです。
最後に先日見学した「サント式住宅」というネーミングで売り出した昭和30年代住宅のモデルハウスで、私の感性を鼓舞してくれたシチュエーションを見つけたのでその写真(写真−1)を載せます。これは上記の納屋の小屋裏から下の土間を覗いた時に感じた感情に似た感覚を覚えたからです。