子どもとプライバシーの関係についてちょっと考えてみましょう。子どもというと、必ず話題になるのが子ども部屋こと。その子ども部屋、昭和30年代は勉強部屋と呼ばれていました。
『ご本がならぶ オモチャがならぶ
たのしく勉強 ぼくのへや
今日の宿題 もうできた
きみんち ぼくんち わたしんち
みんな仲よく ミゼットハウス ミゼットハウス』
(吉武ユキコ作詞 いずみたく作曲)
これは昭和34年(1959年)10月に発売した大和ハウス工業の勉強部屋「ミゼットハウス」の歌です。ミゼットハウスはプレハブ住宅のルーツとなるものですが、軽量鉄骨で2.25坪(7.4平方メートル)と3坪(9.9平方メートル)のタイプがありました。
価格は10万8000円からとあります。当時、木造の中級住宅の価格が坪4万円ということで、それに合わせた値段だといいます。その年の公務員の初任給が1万200円(週刊朝日編「値段の明治・大正・昭和風俗史、朝日文庫から)といいますから、給料の約1年分です。
ということは、ちょっとした中流家庭の庭のある家でミゼットハウスは買われたのでしょう。