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同じ素材で作った椅子でも、様式・形・仕上げなどによって出来上がったその表現はずいぶんと違ってくる。 木本来の素材性を強調した場合と、素材性はともかくデザインと仕上げに重きを置いて美を表現する場合など。
自分の場合は、前者による仕上がりを美とした作品が多いが、やはり木で作るミニチュア椅子をモチーフにしているので、塗り仕上げの作品は少ない。
品番103と106の素材は、どちらも米ヒバを用いて作っており、フォルム的にはやや似ている。103はデザインカラーで塗り仕上げているが、106は仕上げはあえてしていない。
米ヒバの木質は比較的密でそれほど硬い木でなく、刃物を易く受け入れてくれる。ペーパーで丁寧に仕上げると結構きれいな白い地肌を現し、木彫オイルやカラー塗り仕上げされるのを拒んでいるようだ。
このまま年月の経過によってどのように表面変化してくるのか、見届けたいと思ったりしている。
住居の世界でも、外壁・外装、内装・インテリアに渡り、木の素材性を生かした家が出来たら良いのだが、様々な制約や条件があり一筋縄ではいかないようだ。
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