リフォーム・スパイス

ジェルコ専務理事_小野武博氏/イメージ

リフォームの3大不安は「価格・施工・会社選び」

リフォームコックさんセミナーの講演録(ジェルコ専務理事の小野武博氏)から


かながわリフォームコックさん主催のリフォームセミナーが2009年3月30日(月)にトステムの横浜ショールーム会議室で行われました。セミナーは中間法人日本増改築産業協会(ジェルコ)の小野武博専務理事の講演。ちょっと役立つリフォーム情報として、その講演内容のポイントをご紹介しましょう。

 

リフォームニーズをみると、「家屋の老朽化」「設備内装の老朽化」

●「40年ぶりに住宅新設着工数110万戸を割れ」「少子高齢化の進展」「4700万世帯に対して住宅ストックは5400万戸」というように、住宅産業は大きな節目を迎えています。そうした中で住宅リフォーム市場は4兆円のマーケット。市場規模は人口×5万円(平均単価)でみますと、神奈川県は880万人なので4400億円となりますが、これは1つの目安、地域により5万円が上がったり下がったりします。
●住宅ストック対応は国策として景気対策の一環ともなっています。3月13日には景気対策として住宅投資活性化していくことが閣議決定されました。いい家を建てて長く住もうという「200年住宅(長期住宅促進法)」や、「住生活基本計画」の13項目の指標(キーワードは耐震・省エネ・リフォーム・バリアフリーなど)が大事になっています。
●リフォームニーズをみると、「家屋の老朽化」「設備内装の老朽化」で半数以上を占め、「生活スタイルの変化」「使い勝手を良くする」と続きます。そこでリフォームの主な動機を見ると「設備機器等の修理、交換」「家族の成長、増加、同居」「ライフスタイルへの対応」「安心、性能、機能、健康」といったことがあげられます。
●リフォーム業者の販促方法でいちばん多いのは「折り込みチラシ」で、以下「展示会」「インターネット」「現場見学会」「クチコミ」の順。「出張相談会」というのも数は少ないが増加傾向にあります。

増改築相談員の資格があるかないか

●リフォーム業者で資格採用率をみると、「2級建築士」75%、「増改築相談員」72%、「福祉住環境コーディネーター」57%。資格を持つことでお客様に対して安心感・信頼感を与えることができます。いま注目の資格は「「増改築相談員」、10年以上の実務経験があり、講習を受ければ取得できることから増加の傾向にあります。
●お客様にとってのリフォーム3大不安は価格、施工、会社。この不安を解消することが大事で、マナーの問題から業者とのコミュニケーションなど業務の品質を高め、これからのリフォーム業者は勘・経験・度胸(KKD)の個人対応型から組織対応型へ転換することが問われています。業者としては、個人任せになりがちな図面や仕様打ち合わせ資料など仕組みとして整備したり、ノウハウをみんなで共有化することが大事になっています。