リフォーム・スパイス

体力とお金に余裕のある、60代前半がリフォーム適齢期_イメージ

■まだまだこれからの快適シニアライフ

三井のリフォーム 住生活研究所がライフスタイルレポート第7号『独立シニアの20年住まい学〜リフォームで実現する夫婦の「ゆとり」と「備え」』を発行。平均寿命、男性79.64歳、女性86.39歳(2010年)と長寿社会の日本、定年後もまだまだ一働きと思っている人も多いと思います。そこで60歳を超えたシニア世代を対象に調査してリフォーム提案したのがこのレポート。
『今回のレポートでは、メンテナンスではなく将来の快適なシニアライフを創り出すリフォームとして、500万円以上の事例を対象とし、物件数としてもっとも多い60代夫婦ふたり暮らしを中心に分析した。そこでは今までの「老いては子に従う」ばかりではない、「独立したシニア像」が見えてきた。まだまだこれからという意気込みと高齢期を見すえるという両面を意識すると、今後のわが家のあり方はますます重要だ。』

リフォーム同期及び工事内容調査表

■60代の前半にリフォーム工事が集中

調査書の内容は次の通りです。
シニアをとりまく社会と生活環境
  平均寿命の延びと高齢者数
  高齢者の経済状況と住居
  高齢者の家族と生活場所
特別寄稿「高齢者住宅の基礎知識」清水朝一氏(三井不動産株式会社ケアデザイン室主任研究員)
 アンケートからみるシニアのリフォーム動向
 アンケート調査を実施するにあたって
 リフォーム適齢期としてのシニア世代
 シニア世代のリフォームとコスト
 リフォーム内容の特色
 しっかりしたライフプランが決め手
 エッセイ・コラム「妻へのプレゼント」
 独立シニア世代のリフォーム事例
   CASE1 老朽化した実家の再生
   CASE2 減築で、ひとり用の住まいに
   CASE3 介護を見すえた、60代の生活拠点
   CASE4 車いすも念頭においた、これからの20年
   CASE5 定年後を。ゆったり過ごす夢の家

 20年暮らす、60代からのリフォーム設計
   備えるべき基本性能
   60代夫婦の暮らしに合わせたプラン
   コレム・在宅介護のリフォーム事例より

このなかで注目しておきたいところを紹介しますと、まず第2章の「アンケートからみるシニアのリフォーム動向」。アンケート(平成22年度の1年間)を分析しますと、シニア世代といっても施主の年齢は60代前半が断然多いということです。その理由を調査書ではこう書いています。
『大規模のリフォームをするには、片付けや引っ越しなどが発生するため住み手の体力が必要なことと、大きな出費は収入のあるうちにやって早めに対処しておこうという意識を感じさせる。いわば、60代前半がリフォーム適齢期と言える年代層なのである。』
体力と金――これはシニア世代のリフォームの勝負どころといえるようです。

■1に水回り、2にバリアフリー

シニア世代のリフォーム工事の内容をみてみましょう。戸建てに住む人もマンションの人も一番多いのが水回り設備類の交換です。その次に多いのはバリアフリー関連、床の段差を解消したり、手すりを取り付けるといった工事です。ドアから引き戸にするといった工事も多いようです。
戸建て住宅では断熱・耐震・省エネなど性能向上や採光・通風の確保といった工事、さらに2階の寝室を1階にもってくる工事も多くみられます。マンションでは夫婦それぞれの専用のスペースを確保するというのが多くなっています。

■将来の車いす生活を考えて空間を拡げる

ここで独立シニア世代のリフォーム事例をみてみましょう。
CASE3の「介護を見すえた、60代の生活拠点」の事例は夫が60代前半、妻は50代半ば、築26年のマンションにお住まいの方です。妻の要望は広いリビングルーム、夫は、将来妻に介護してもらうことを前提に、バリアフリーの間取りとスカイツリーを眺められる広い浴室を希望。そこで和室をなくして、「南側全面とキッチンを確保し、玄関・寝室。水まわりの3方向からアクセスできる回遊プラン」としました。しかし、夫の希望の浴室は、梁などの関係で難しかったため、共用廊下側に1618サイズの浴室を設けたということです。
事例の2つめはCASE4「車いすも念頭においた、これからの20年」です。将来、車いす生活になることも考えてマンションをリフォームしたのが夫60代後半、妻60代前半の東京都にお住まいの方。「既存の個室と納戸をリビングの一部に取り入れ、リビングを拡げ、キッチンもオープンな対面スタイルにして、LDKを一体とした開放感のあるスペース」をつくりました。さらに、玄関にはベンチと手すり、廊下は手すりがつけられるように下地を入れました。電気コンセントの位置も、あまり屈まなくてもいいような高さにしました。
車いすを使うことを前提に、バリアフリー仕様にしたことで広くて明るい空間になったと喜んでいるといいます。
三井のリフォーム冊子イメージ2つの事例を紹介しましたが、レポートではまだまだ参考になる事例も紹介されていますので、どうぞ冊子を手に入れてお読みください。身体が動かなくなる前に、早めにリフォームをというのは、誰もが考えておくべき大事な提案かもしれません。

リフォームを検討している人うち、9割以上が何らかの不安を抱いているようです。最も多い不安は「見積りの相場・適正価格がわからない」ということ。そのほか、「施工が適正に行われるか」「業者の特徴を比較しにくい」「費用がかかる」「業者が誠意をもって行ってくれるか」といったことがあげられています。




三井のリフォーム 住生活研究所
TEL0120-312-122
http://www.lifestyle-labo.com/